451:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/14(木) 01:36:29.67 ID:mIB6jAMCo
背中に回した腕を動かして、彼女の後ろ髪に触れた。俺はなんだか泣きたい。
俺はたぶん何かを求めて、その為に行動していたのだけれど、その何かってなんなんだろう。
それがわからないからずっと混乱している。でも、俺がほしいものはずっと明確なのだ。
452:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/14(木) 01:36:58.15 ID:mIB6jAMCo
俺との距離を取り直すと、彼女は両手で俺の身体をリビングから追いやった。
そうして扉を閉める。すると、何か悲鳴だか歓声だかわからないような声が、いくつか部屋の中から聞こえた。
俺は玄関を見る。見覚えのない靴が二組並んでいた。
453:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/14(木) 01:37:38.32 ID:mIB6jAMCo
「友達が来てる」
「お前、友達いたんだな」
454:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/14(木) 01:38:28.96 ID:mIB6jAMCo
「まぁちょっと待ってろ。俺が小粋なジョークで場をなごませてくるから」
「お願いだからやめて」
455:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/14(木) 01:39:39.36 ID:mIB6jAMCo
俺は自分の性欲について考えた。性欲。俺はひょっとしたら人より強いのかもしれない。
うーん。けれど、なんといおうか、近頃の自分の行動をかんがみるに、やっぱり性的欲求が発散できていないのかもしれない。
暴走しがちだし。やたら怒るし。
456:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/14(木) 01:40:23.03 ID:mIB6jAMCo
リビングに降りると妹がコタツで眠っていた。俺はテレビの電源を入れて、平然とその隣に腰を下ろす。
テレビの中の声を聞きながら、ぼんやり妹の寝顔を眺めた。なんだかなぁ、という気分になる。
俺は今まで見当違いのことをやっていた気がする。
457:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/14(木) 01:40:49.15 ID:mIB6jAMCo
つづく
458:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/06/14(木) 01:46:00.42 ID:xtf0ciDYo
おつ
459:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)[sage]
2012/06/14(木) 01:54:33.81 ID:eI9Sidzdo
乙
今日は胸タッチしなかったか
460:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/14(木) 02:30:45.65 ID:4efy0pBEo
乙
461:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/14(木) 07:03:25.98 ID:R8h/gqDIO
おっつん
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。