471:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/14(木) 15:13:05.95 ID:mIB6jAMCo
「お前はさ」
と茶髪は言って、
「自分がアキにしたことを、もう少し考えるべきだ」
それを口にした。俺は、なぜ彼の口から彼女の名前が出たのかまったくわからなかった。
「本当はこんなこと、俺が言うことじゃないし、あいつ自身だってもう気にしてない。少なくともそういう風に振る舞ってる」
茶髪は続ける。俺は眩暈がしそうだった。
「でも、俺はそのことがどうしても気に食わない。それはお前を嫌いになるのに十分すぎる理由だと思う」
俺は混乱した。彼の口から出た言葉は、俺を強く動揺させた。
こんなふうに、彼女とのことが自分の現在に姿をあらわすとは思っていなかった。
最後に見たアキの泣き顔を思い出す。その表情を眺めながら、妙にしらけていた自分のことを思い出す。
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