559:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/18(月) 22:14:21.22 ID:dbwfJx5Ro
モスはしばらく押し黙っていたが、やがて口を開いた。表情は少しこわばっている。
「お前はさ、やっぱり、好きなのか」
560:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/18(月) 22:14:49.92 ID:dbwfJx5Ro
「なんですかその質問は。ていうか『やっぱり』ってなんですか」
俺はなぜか敬語だった。モスの表情は読みづらい。
561:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/18(月) 22:15:23.38 ID:dbwfJx5Ro
「血、繋がってないんだよな?」
「……お前も今日はぐいぐい来るね」
562:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/18(月) 22:15:56.95 ID:dbwfJx5Ro
「でもさ、ないだろ。そんなん。一緒に暮らしてるんだぜ? そういう対象として見ないよ」
俺は一般論を言った。モスは「まあたしかに」と頷く。
563:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/18(月) 22:16:38.72 ID:dbwfJx5Ro
「つまり、何が言いたいの?」
「いや、なんていうかさ」
564:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/18(月) 22:17:05.33 ID:dbwfJx5Ro
「無責任なこと言うようだけどさ、そんなにつらいんだったら、自分の気持ちに素直になっちゃえよ」
「いやいやいや。その発言本当に無責任だよ」
565:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/18(月) 22:17:52.10 ID:dbwfJx5Ro
「いや、いろいろと問題とか、障害があるだろうっていうのは分かるけどさ」
モスはあっさりと言う。
566:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/18(月) 22:19:05.14 ID:dbwfJx5Ro
つづく
567:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/18(月) 22:19:15.95 ID:YVIoR+ZUo
乙!!
568:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/18(月) 22:20:09.87 ID:r5qRt6+so
ずっとつづけ
569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/06/18(月) 22:21:20.41 ID:kzj/ZWpmo
乙!
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