687:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/25(月) 21:20:27.35 ID:abHs6vdFo
なんやかんやあった末に、結局主人公は友人と分かり合うこともなく、女とだらだらとした生活を続ける。
しかも周囲から認められるわけでもない。鬱屈とした生活態度。
最後、堤防の上を、手を繋いで二人は歩く。薄曇りの空の下、犬の散歩をしているおじいさんとすれ違う。
女は何かを言いかけて、結局何も言わなかった。主人公は苦笑する。
たぶん彼が笑ったのはその映画で初めてだっただろう。見ていないけれど、そういう気がした。
で、なんなのだ、この映画は。
エンドロールに入って早々に、俺とモスは立ち上がった。
あの二人はしばらく動き出さないようだったし、何より俺の喉が渇いていた。
映画館を出て自販機でコーヒーを買う。ひどく眠くて、頭がはっきりしなかった。
すると幼馴染と妹がやってくる。
「どうやら移動するらしいですよ」
「ここらへんで、やめとかない?」
俺が提案すると、幼馴染は目を丸くする。
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