688:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/25(月) 21:20:56.72 ID:abHs6vdFo
「どうしてです?」
「これ以上つけまわす必要、なさそうだよ。ふたりとも普通にリラックスしてるように見える」
実際には見えなかったが、それでも俺たちがわざわざ監視する必要はないように思えた。
「うーん」と彼女は唸って、結局頷いた。
「かもですね」
そして、なんだか寂しそうな目で「みー」の後ろ姿を眺める。
「なんていうか」
「なに?」
「わたしとあの子、何が違うんでしょうね」
「何の話?」
「いえ。境遇的な?」
「何もかも」
俺が言うと、彼女は切り傷に消毒液がしみたような顔をした。
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