764:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/30(土) 22:09:39.45 ID:yIyBOkhco
翌日の朝、モスとタカヤから連絡があり、どこかで会わないかという話になった。
俺たちは駅前のマックに集まった。モスが言うので幼馴染にも電話を掛けた。
彼女はまだ以前どおりという雰囲気ではなく、少なからず暗い気分を引きずっているように見える。
とはいえ、表面上は平気そうに振る舞っていたし、彼女がそうしている以上、こちらとしても問いただす理由はないように思えた。
タカヤとモスが話をしている間も、俺はなんだか会話に混ざれずにぼーっとしていた。
考えなければならないことがたくさんある気がしたけれど、よくよく考えてみればそうでもない。
妹のことなら、何もいますぐにどうこうしようとしなくてもいい。
幼馴染に関しても、問題があるようなら何かを言ってくるはずだし、言ってこないにしても、あまり様子がおかしいなら訊ねればいい。
アキのことは本来ならもっとも簡単だ。連絡するなと一言言ってしまえばいい。
けれど現実には、俺はそれらの問題にかなり思考をかき乱されていた。
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