778:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:15:00.38 ID:3WNZ2/ouo
実際、俺は幼馴染のことを気にしてはいるが、どう対応すべきか判断しかねている。
俺が関わっている問題なのか、俺が関わっていい問題なのか、そのことが分からない。
あの何かに怯えたような態度が、ひどく気にかかる。
779:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:15:29.67 ID:3WNZ2/ouo
「俺に話してくれると思う?」
「内容によるだろうな。とにかく、頼むよ」
780:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:15:56.05 ID:3WNZ2/ouo
「でも、今日と明日は……」
「……なに?」
781:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:16:23.81 ID:3WNZ2/ouo
「告白ですか」
「今日暇?」
782:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:16:52.23 ID:3WNZ2/ouo
「で、なんでしたっけ?」
「今日暇?」
783:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:17:35.85 ID:3WNZ2/ouo
「えっと、それじゃあ」
「会える?」
784:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:18:20.40 ID:3WNZ2/ouo
本当ならどちらかの家で話をするのが簡単なのだが、こっちには妹がいて、あっちには家族がいる。
不意にこのあいだ入った喫茶店のことを思い出して、まぁあそこなら静かだし、話をするのにちょうどいいだろうと思った。
だが、彼女があの店の位置を知っているかどうか分からなかった。
785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:18:49.41 ID:3WNZ2/ouo
昼前に準備を始めてリビングに降りると、珍しく妹が起き出していた。
休みの日は昼過ぎまで眠っていることが多いのに、なぜだろう。
彼女は俺の様子を見て、驚いたような顔をした。
786:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:19:18.27 ID:3WNZ2/ouo
「そっか」
と彼女は、承服しがたい何かを受け入れようとするような顔で頷いた。
787:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/01(日) 17:19:48.04 ID:3WNZ2/ouo
家の前まで迎えに行くと、彼女は落ち着かない様子で玄関に立っていた。
俺はその様子に、なんだか戸惑う。
昨日までとは様子がまったく違った。
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