860:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/05(木) 17:10:19.15 ID:5zJPOgVlo
階段を昇って自室に戻る。ベッドに体を投げ出す。身体が熱い。それとも空気が冷たいのか。
俺は枕に顔を押し付ける。枕は俺の友だちだ。何も考えないようにしてくれる。
そして俺はばかばかしいような気持ちになった。枕はものだ。
妹が出かけるなんて話は聞いてなかった。突然予定が入ったのだろうか。
……イブの日に?
まさか。じゃあ、あのあと予定を入れたのか。
なぜ?
そして俺は考えるのをやめた。もう妹のことを考えるのはやめよう。忘れよう。諦めよう。
受け入れよう。この現実を。相応だ。こんなもんだ。これが俺という人間だ。
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。