103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/27(日) 20:44:17.57 ID:f2CVB3mDO
魔王「なんだ、この騒ぎは?」
勇者「ん? 魔王か。いやな、凶器を持った不審人物が教室に入って来てな」
魔王「凶器を持った不審人物? ……その男か」
勇者「お、おい! あぶないぞ?」
教室の壁に背中を預けてうなだれる竜青年に、魔王が一歩進み寄る。
気が付けば、教室にいた魔王以外の生徒たちも竜青年の周囲に集まり、輪を作り始めていた。
魔王「ふむ、こいつは……竜か」
吸血女子「……はて?」
魔王「どうした?」
吸血女子「いや、この人……どっかで……」
竜青年「う、うぅーん……」
人男子「あ、目を覚ますぞ!」
勇者「魔王、危ないから離れるんだ」
竜青年「……魔王? ……魔王、魔王……」
竜青年はうつろな瞳で何度か魔王とつぶやき、そして──
竜青年「魔王!?」
ガバッと突然、弾かれたように起き上がった。
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