197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 09:44:42.97 ID:lxUpTxFDO
魔族兵士「空が、空が落ちてくるぞーっ!」
魔族兵士2「逃げろーっ!」
魔族兵士3「逃げろって、どこへだよ!?」
地上の魔族主力部隊は恐慌状態に陥っていた。
198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 10:54:17.82 ID:lxUpTxFDO
機姫「魔王!? ……ふんっ! じゃが、この要塞の落下はもう誰にも止められん! たとえ、このワシでもな!」
機姫は吠える。
その機姫の気迫に押されるかのように、黒煙吹き上げ、爆炎の逆巻く破壊の権化と成った飛行要塞が、空に佇む魔王に向けて圧倒的質量という名の牙を剥いた。
199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 11:59:01.79 ID:lxUpTxFDO
雷雲の黒を飲み込み、腹の中で凝縮した黒刀は、既に黒という次元を逸脱している。
それはまるで深遠の闇そのものが形を成したかのような存在へと変わり、見る者を内へと引き摺り込むような暗黒の魔性を帯びていた。
機姫「……」
200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 12:42:03.63 ID:lxUpTxFDO
魔王の一刀は飛行要塞の破壊だけでは止まらず、その背後の港湾都市と、延々と広がる大海すらもまとめて叩き斬った。
機姫「ぐ、うぅ……」
奇跡的に闇刀の直撃を免れた玉座の中で、機姫は歯を食い縛って衝撃から立ち直る。
201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 14:04:38.23 ID:lxUpTxFDO
…………………………
機師団長「あっ、ああぁ……」
水平線に、一際強い光芒が瞬いた。
202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/01(金) 14:12:50.23 ID:Ahe9ddfwo
あれ、スレを間違えてしまったのだろうか…勇者は?あれ何故シリアスなの?
203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/01(金) 15:40:33.03 ID:8qBO6Yano
親父じゃねーの
204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 18:14:40.83 ID:lxUpTxFDO
〜 現代、中立地帯、学校 〜
水精女子「なーがーいーっ!」
人男子「どうした? 水精女子と機械男子」
205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 18:52:32.52 ID:lxUpTxFDO
人男子「まゆつばモノか」
機械男子「だろうな、当時の機械兵士たちの子孫は口を揃えて『有る』と言っているが、これほど周辺海域を大胆に調査して何も見つからないんだ。港湾都市の観光目的に考えられた作り話、という説が濃厚だな」
水精女子「潮に流されたんじゃないの?」
206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 19:43:05.76 ID:lxUpTxFDO
〜 中立地帯、砂浜 〜
おじいさん「はれ〜? なんだこりゃ〜?」
玉座「……」
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