343:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/08/01(水) 01:00:36.88 ID:ePR+U2TDO
〜 校庭・中央 〜
魔王「ふん、お前がどういった類(たぐ)いの手合いかは察しがついた。だが、こちらが一方的に難癖をつけられたという事実は変わっていない。
薙払わせてもらうぞ、降り掛かる火の粉をな」
機姫「うむ、大した気迫じゃ。それでよい。いや、そうでなければ困る」
魔王「……どういうことだ?」
機姫「『今』を生きるお主は知る由もないじゃろうが、お主は──魔王という名は、ワシにとってとてつもなく特別かつ大きな意味合いがある。前に進むにしても後ろに退くにしても、常に魔王の影が道を暗く閉ざすのじゃ。
一度、踏ん切りをつけねばままならん。じゃから、それは手加減された中途半端な勝負であってはならんのじゃ」
魔王「そうか、ならば完膚無きまでに叩き潰してやろう」
機姫「ああ、是非ともそうして欲しいのう。……やれるものならばなっ!」
そして、戦いのゴングが大きく鳴り響いた。
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