65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/26(土) 02:44:05.19 ID:kzFRXxTDO
〜 ??? 〜
少女「すごいすごーい!」
少年「ふん、あんな犬こわくないやい!」
少女「つよいつよーい!」
少年「おまえはよわいな。あまりオレのとおくにいくなよ?」
少女「うんわかった! ……ねえ?」
少年「ん? なに?」
少女「勇者ちゃんの夢ってなーに?」
少年「夢? なんで?」
少女「わたしの夢は勇者ちゃんの『およめさん』だから!」
少年「えー?」
少女「イヤなの? わたしが『およめさん』だとイヤ? う……うぅ……」
少年「ああ、泣くな泣くな。イヤじゃないイヤじゃない」
少女「ほんとうに!? なら勇者ちゃんの夢をおしえて! 『およめさん』は『おむこさん』の夢のてつだいをするのが『しごと』だって、お母さんが言ってたの!」
少年「オレの夢か、……わらうなよ?」
少女「うん!」
少年「オレの夢は、おっきなお城と、つよい軍隊を持つ事だ!」
少女「……せんそう?」
少年「ちがう、みんなを守るための軍隊だ!」
少女「みんなをまもる?」
少年「オレがみんなを守れば、だれも泣かなくていいんだ! オレは勇者だからな! これは勇者のオレにしかできないんだ!」
少女「だれも泣かなくていいの!? すごーい!」
少年「まあ、今は力が足りないけど、いつか……」
少女「てつだう! わたしもてつだう!」
少年「いや、おまえはよわいし……」
少女「おかねをためる! わたしがおかねをためて、勇者ちゃんにお城をかってあげる!」
少年「え、いいの?」
少女「うん、もしわたしがお城をかってあげられたら、勇者ちゃんはわたしを『およめさん』にしてくれる?」
少年「うん、もちろんだよ! そうしたら、おまえもオレといっしょになってみんなを守ろう!」
少女「うん! やくそくだよ!」
少年「うん! やくそくだ!」
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