79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/26(土) 18:54:11.36 ID:kzFRXxTDO
魔王「おい」
勇者「はうっ!?」
魔王「……?」
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2012/05/26(土) 19:09:40.78 ID:kzFRXxTDO
魔王「用事がある。バカをやってないでついてこい」
べちこーん、と魔王の竜シッポが床を叩いた。
勇者「ひぃっ! 音による脅しはやめろ!」
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2012/05/26(土) 19:26:24.66 ID:kzFRXxTDO
〜 渡り廊下 〜
勇者「ところで、どこに行くんだ?」
校舎の作りは大別して北から順に、美術室などの特別教室棟、生徒たちのいる教室棟、職員室や放送室の教師棟となっている。
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2012/05/26(土) 19:41:30.62 ID:kzFRXxTDO
〜 生徒会室 〜
勇者「失礼します……」
?「ああ、来たね。まあ、適当に座って座って」
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2012/05/26(土) 19:50:40.65 ID:kzFRXxTDO
会長「うん、ところで生徒会が生まれた理由は知っているかい?」
勇者「えっと、確か……」
魔王「『教師が手を上げたらマズいけど、生徒同士の殴り合いならオッケーじゃね?』……だったか?」
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2012/05/26(土) 20:20:58.35 ID:kzFRXxTDO
会長「まあ、自警団みたいなものだよ。
中立地帯に学校が出来た当初は、今とは比べものにならないくらいに治安が悪かったらしいからね」
魔王「らしいな。父上が言うには、みんながみんな盗んだ飛竜で走りだしたり、夜中の学校の魔術障壁をランスで壊してまわったりしていたらしい」
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2012/05/26(土) 20:55:19.93 ID:kzFRXxTDO
〜 渡り廊下 〜
勇者「ふぅ、生徒会か」
魔王「傭兵的なポジションだな」
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2012/05/26(土) 21:12:15.17 ID:kzFRXxTDO
〜 教室 〜
魔王「ホームルームには間に合ったか」
勇者「……? なんだ、教室が騒がしいぞ?」
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2012/05/26(土) 21:29:25.23 ID:kzFRXxTDO
狐教師「席に座れー、って……おまえらどうした?」
教室に入って来た和服の女教師は生徒たちの視線に気付くと、ふさふさの3本のシッポを揺らしながら訝しげに目を細めた。
人男子「はい! 転校生の情報にウキウキです!」
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2012/05/26(土) 21:39:36.51 ID:kzFRXxTDO
獣男子「へへっ、チーッスッ!」
勇者「あ、お前は……あの時の獣走者か?」
獣男子「勇者先輩! 覚えて貰っていて感激ッス!」
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2012/05/26(土) 21:49:03.80 ID:kzFRXxTDO
狐教師「落ち着け、もう1人いる」
勇者「もう1人?」
狐教師「カモーン! 入って来ーい!」
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