87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/26(土) 21:29:25.23 ID:kzFRXxTDO
狐教師「席に座れー、って……おまえらどうした?」
教室に入って来た和服の女教師は生徒たちの視線に気付くと、ふさふさの3本のシッポを揺らしながら訝しげに目を細めた。
人男子「はい! 転校生の情報にウキウキです!」
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2012/05/26(土) 21:39:36.51 ID:kzFRXxTDO
獣男子「へへっ、チーッスッ!」
勇者「あ、お前は……あの時の獣走者か?」
獣男子「勇者先輩! 覚えて貰っていて感激ッス!」
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2012/05/26(土) 21:49:03.80 ID:kzFRXxTDO
狐教師「落ち着け、もう1人いる」
勇者「もう1人?」
狐教師「カモーン! 入って来ーい!」
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2012/05/26(土) 22:36:46.13 ID:kzFRXxTDO
〜 そのころ、とある草原 〜
竜青年「朝のモーニングコーヒーが、この私の日課」
草原の緑をカーペットに、足を組んで白いイスに座ったまま優雅にモーニングコーヒーをたしなむ竜青年。
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/26(土) 23:10:01.71 ID:p4t8I9PIO
あぁ……またなんかダメな奴がくるな……
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2012/05/26(土) 23:11:37.21 ID:kzFRXxTDO
〜 学校・昼休み 〜
魔王「メイド?」
人女子「そうそう、メイドカフェ。東の大通りに出来てたの」
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2012/05/26(土) 23:48:47.59 ID:kzFRXxTDO
獣女子「ふーん、夢心をくすぐって、ねぇ」
吸血女子「まあ、最初はそうだったけど、今は少しおもむきが違いますね」
水精女子「今はおもむきが違う? どういう事?」
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2012/05/27(日) 02:39:15.46 ID:f2CVB3mDO
〜 昼休み・勇者 〜
勇者「メイドカフェ?」
人男子「ああ、東の大通りに出来てた」
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2012/05/27(日) 03:01:44.55 ID:f2CVB3mDO
人男子「なぜだ!?」
勇者「魔王のメイド服姿、それ自体がオレにとって現実離れしているんだよ。
考えてもみろ、あの気性が激しくて我の強い魔王が給仕のメイド服を着るわけないだろ?」
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2012/05/27(日) 03:28:05.27 ID:f2CVB3mDO
〜 @直接頼む 〜
勇者「魔王、メイド服を着てくれ!」
魔王「イヤだ」
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2012/05/27(日) 09:32:08.00 ID:f2CVB3mDO
〜 シミュレート終了 〜
人男子「……あかん、攻略法が皆無だ」
馬男子「あれだ、子供の頃『○○ページへ進め』って読み進めていくゲームブックで途中のナンバリングをミスってたために、必ず最後は落とし穴で餓死する結末しか用意されてなかったのを思い出した」
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