過去ログ - フィアンマ「アックアに性的な悪戯をしようと思う。安価が導くままに」
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38: ◆H0UG3c6kjA[saga]
2012/05/28(月) 09:21:26.95 ID:PHN+/mHAO

並みの兵士ならばもうこの時点で怯え、小水を漏らしてしまうのではないのかという程の緊迫感。 しかしそんな雰囲気にも眉一つ動かさず、寧ろ甘く美味なケーキを親から一口貰った幼子の様に、フィアンマは口元を歪ませて笑みを形作った。
そのまま無言でアックアの発言を促す。

「私を馬鹿にしているのであるか」
「馬鹿になどしているものか。お前は人格者且つ心優しい庸兵だよ」
「………」

不信感に満ち溢れた視線を受け取り、やれやれと言わんばかりの態度でフィアンマが溜め息をつく。溜め息をつくと同時、アックアに歩み寄ると、自分の倍近い体格のアックアを見上げ、しかしその体勢関係とは裏腹に圧倒的な威圧感と共に、その白い指先でアックアの首筋を撫でなぞった。
刈り取るように。
淫靡に誘うように。
そのまま顎を下げさせ背伸びしたかと思うと、フィアンマはアックアの鼻梁に一瞬口付けた。
恐怖にも似た戸惑いに後退する男を見ながら、くすくすと笑う。
何かを楽しむ様子で。
愉快そうに。
明らかな力の差を元にした、上から目線の嘲弄を。

「まぁ、そう嘆くなよ、アックア」

俺様が飽きるまでの辛抱だ、等と。
果てしなく身勝手で自己中心的な一言を低く囁き、フィアンマはその場から姿を消す。
後に残されたアックアは、ただ呆然と、やり場のない感情に打ちひしがれるのみだった。





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