60: ◆7I768BCHo.[sage saga]
2012/05/31(木) 00:07:46.00 ID:df/jZupT0
シャリシャリシャリ
パチッ
古泉 「おや、やっとお目覚めですか。ずいぶん深い眠りだったようですね」
キョン「………」
古泉 「おはようございますと言うべきでしょうか。夕方ですけど」ニコッ
シャリシャリ コト
古泉 「目を覚ましていただいて助かりました。本当に、どうしようかと思ってたのですよ。おっと……、ぼんやりなさっておられますが、僕が誰だか解りますか?」
キョン「お前こそ、俺が誰だか知ってんのか?」
古泉 「変なことを言いますね。もちろんです」
キョン「今はいつだ」
古泉「目覚めて最初の質問がそれですか?まるで自分の置かれている状況を把握しているようなセリフですが、お答えしますと今は十二月二十一日の午後五時過ぎです」
キョン「二十一日か……」
古泉 「ええ、あなた方意識不明になってから、今日で三日目ですね」
キョン「ここはどこだ?」
古泉 「私立の総合病院です」
キョン「見たところ個室だがうちにそんな財源あったか…?」
古泉 「僕の叔父の知り合いがここの理事長なので特別に便宜を図ってくれた――ということになっています」
キョン「では、そうじゃないんだな」
古泉 「ええ。『機関』に頼んで手を回してもらいました。一年くらいは格安で寝泊まりできますよ。とは言え、三日で済んで僕も胸をなで下ろす気分です。いえ、お金の問題ではありません。僕がついておきながら何をしていたんだとね、上に散々言われました。始末書ものですよ」
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