過去ログ - オリジナル魔法少女設定を書いて、次レスで魔女化させるスレ
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57:ケース、愛良麻耶 4[sage]
2012/06/01(金) 20:09:10.66 ID:gz/oxzPrP

 結界の最深部と思われる場所についた。
 煌びやかで西洋の屋敷のように統一感のあった今までの場所とは裏腹に、その空間はとにかく雑多だった。
 札束や金銀宝玉、絵画や彫刻などあらゆる富がゴチャゴチャと積み重なっている。

以下略



58:ケース、愛良麻耶 4
2012/06/01(金) 20:33:52.69 ID:gz/oxzPrP

「倒した・・・」

 風景が見慣れたものへと変わっていく。
 すっかり宵色にそまった屋上に、私は佇んでいた。
以下略



59:ケース、愛良麻耶 5
2012/06/01(金) 20:43:42.26 ID:gz/oxzPrP

 それからの私の人生は薔薇色だった。
 魔翌力で強化した身体なら体育は常にトップクラスの成績、
 勉強もたった一度聞いただけで簡単に覚えていく。

以下略



60:ケース、愛良麻耶 6
2012/06/01(金) 20:48:07.18 ID:gz/oxzPrP

「ここね・・・」

 ソウルジェムの反応を頼りに、私は歓楽街を歩いていた。
 魔女はどうも、こういう陰のある場所を好むようだ。
以下略



61:ケース、愛良麻耶 7
2012/06/01(金) 20:59:06.65 ID:gz/oxzPrP

「っ、うわぁ!!」

 結界の中は円形の吹き抜けだった。
 周囲は鏡のようなガラスで、自由落下する私の姿が細くなって映っている。
以下略



62:ケース、愛良麻耶 8
2012/06/01(金) 21:08:27.69 ID:gz/oxzPrP

「自分から結界の最深部に引き込むなんて、ずいぶん好戦的な魔女みたいね」

 不気味な球体であるそれは身を震わせると、悪風ともいうべき魔翌力の波を放った。

以下略



63:ケース、愛良麻耶 8
2012/06/01(金) 21:16:20.69 ID:gz/oxzPrP

「お見事だね、麻耶」

 結界が消失し、再び風景が現実へと戻っていく。
 グリーフシードを拾うと、まじまじと私の指先を眺めた。
以下略



64:ケース、愛良麻耶 10
2012/06/01(金) 21:27:54.94 ID:gz/oxzPrP

『売女』『夜遊び女』・・・。

 そんな心無い誹謗中傷が、私のノートに書き殴られていた。
 歓楽街をうろついていた私の姿が見られたらしい。
以下略



65:ケース、愛良麻耶 11
2012/06/01(金) 21:38:05.16 ID:gz/oxzPrP

 私はあかりと別れ、廃ビルを歩いていた。
 首筋に魔女の口づけを受けたクラスメイトを見つける・・・。

「・・・っ!」
以下略



66:ケース、愛良麻耶 12
2012/06/01(金) 21:52:31.39 ID:gz/oxzPrP

 2重螺旋の階段が、その魔女の結界だった。
 暗い中を延びる赤と青の階段が絡み合って天上へと延びている。

「・・・ねぇ、キュゥべえ。私以外にも魔法少女って居ないの」
以下略



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