26:参観日[saga]
2012/05/30(水) 23:55:00.14 ID:kWyICNRF0
「ひゃっ!」
まるで幽霊にでも出会ったような声が出た。
「……どうした巴」
27:参観日[saga]
2012/05/31(木) 00:03:33.05 ID:ptRBUgCU0
『おう!ちょっと借りてるよ』
後ろに回ってしまったからその表情は全く分からないけれど、まず間違いなく笑っている。
それも、愉快な笑顔に違いない。
28:参観日[saga]
2012/05/31(木) 00:11:04.50 ID:ptRBUgCU0
*************************
授業が終わって後ろを振り返った時、もうそこに佐倉さんの姿はなかった。
教室は一気にざわつき始め、先生が教室の扉を開けるのと同時に、中の空気と皆の肩の力が一斉に抜けた。
29:参観日[saga]
2012/05/31(木) 00:18:23.16 ID:ptRBUgCU0
学校を出てしばらく歩いたところにある公園で、私の服を着た誰かさんがベンチに座っていた。
さてと、どんな仕返しをしてあげましょうか。
「ロッソ」
30:参観日[saga]
2012/05/31(木) 00:23:42.74 ID:ptRBUgCU0
立ち上がって私に向き合ってきた。
大人になった佐倉さんをマジマジと見ていると、モヤモヤとドキドキとザワザワがごちゃ混ぜになったような感覚が襲ってきて、なんだか胸がそわそわしてくる。
この不思議な感情は何なのかしら。
31:参観日[saga]
2012/05/31(木) 00:35:59.92 ID:ptRBUgCU0
「軽ーく潰してやったよ。魔法を使うまでもなかったね」
ああ、この顔はまだ佐倉さんと初めて出会った頃の顔だ。
昔、一緒に使い間を倒していた頃の、懐かしい笑顔。
32:参観日[saga]
2012/05/31(木) 00:43:59.30 ID:ptRBUgCU0
「大丈夫?」
「痛て……悪いマミ、服汚しちまった」
「そんなの洗濯すればいい話よ!平気?」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/31(木) 00:45:04.07 ID:ptRBUgCU0
せっかくだからもうちょっと置いておこう
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/31(木) 01:07:20.74 ID:aCSJpnwHo
乙乙
>>33
短編集と呼ぶにはまだ早い、続けるんだ。
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/31(木) 01:15:17.93 ID:QJ2xG6pPo
乙
マミ杏とは良いものですね
36:UNHAPPY SUMMER DAY[saga]
2012/05/31(木) 18:01:03.90 ID:ptRBUgCU0
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
ミーンミンミンミ〜〜ン
じ わ ぁ〜〜
「・・・・・・・・・・・・」
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