過去ログ - とある一位の鬼隠し
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950:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/16(水) 17:44:51.98 ID:AqAJv1jDO
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「オヤシロさまです!!」


竜宮レナは薄暗い病室の中で突然立ち上がった

勢いに負けたイスが大きな音を立てタイルの床に転がる


「……雛見沢を捨てた人は必ずオヤシロさまに追われるんです!」

その口調は怯えており何かから逃れようとしている様だった


「雛見沢に帰りたい…ううん帰らなきゃいけない」


無機質な声で彼女は"帰らなきゃいけない"と壊れた様に繰り返し狂ったように髪を掻きむしり出す

医師と看護婦がやっとの事で止めると今度は訴えかけるような口調で彼女は語り出した


「……本当はもっと早く帰らなきゃいけなかった!!こうなる前に帰らなきゃいけなかった!!でも……もうダメ──」


そこまで言って突然スイッチが切れたように彼女は沈黙する

重苦しい静寂が漂う中それまでの激しい口調とはうって変わった淀んだ声でそう告げた



「オヤシロさまが…来てしまった」





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