過去ログ - ほむら「暇だしごまどかでも虐めようかしら」
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945:VIPにかわりましてankがお送りします[sage]
2012/11/18(日) 09:44:30.77 ID:iH3+T6xz0
書き上げてみたら虐待もいじめもしてないし、結局死んでもいないけど事故物ってことで。

『公園遊び』
晴れた日の午後。
暇を持て余し近所の公園まで散歩に来た俺はブランコに座り小休憩していた。

「いくろ暇だからと言ってわざわざ公園まで来てブランコに座らんでもいいものを。」

とは言え家の漫画は読みつくしたし、ゲームもほぼ消化してしまったので後は寝るくらいしかなかったのだが。

「もうしばらく時間潰すか」

そう思いブランコを前後に揺すり軋ませていると…

「ティロー♪」ズサーーー
「ん?」

何か今滑り台を降りて行った様な…
それに今の声は…
視界の端に映った白い影と奇妙な声が気になり滑り台を見ると、アザラシのぬいぐるみのような姿が黄色の巻き毛を揺らしながら滑り台の降り口から上りの階段へ向かって歩いていた。

「あれはごまみか?一人で滑り台で遊んでんのか?」

ごまみは階段を一段一段よじ登り、滑り台の上まで来るとまた楽しそうに滑り降りていった。

「ティロー♪」ズサーーー
「一人で遊んで楽しいのかね?」

そんなことを思うが、ごまみは二度三度と飽きることなく滑り台を滑り降りていく。

(本人は楽しんでるみたいだからいいか。)
「マミサー、マミサー!!」ズリズリ
「ティロ?」
「ん?」

滑り台の向こうからピンクの毛とリボンを頭の両脇で揺らし、前足と尾ひれをパタパタと振りながらごまみと似た姿がやってくる。

「ティロ?カナメサ!」パタパタ
「マミサ、アソンデー!!」ビタンビタン
「何だごまどかが居るんじゃん」

新しくやってきたのはごまどか。
ごまみとごまどかは同じごまどか種と言う仲間らしい。
この二人は公園に住み着いた野良なのだが、とくに公園内を荒らしたり、人に危害を加えないので周辺の住人にはわりと可愛がられている。

「ティロロ〜」ヨジヨジ
「ウェヒヒー」ヨジヨジ

二人で滑り台に上っていき…

「ティロー♪」ズサーーー
「ウェヒー♪」ズサーーー

滑り降りていく。

「二人になってもやることは変わらないのか」

しかし、たとえ同じことでも一人でやるのと二人でやるのでは楽しさは違うだろう。
俺は二人の楽しむ姿をそのまま眺めていた。

そんな上っては滑り上っては滑りを繰り返していた二人が上るのを止めて並んでこちらへやってくる。

「ん?」
「ウェヒー、ゴシュジン、アソンデー!!」ビタビタ
「ティロー、アソンデー!!」パタパタ
「いや、俺お前たちのご主人じゃないし」

足元まで来た二人が遊んでくれとねだってくる。
野良だから汚れているかと思ったが、意外ときれいな身体をしている。
野良だともっと茶色い毛皮をしているのが普通なのだが、この二人の毛皮は本来の白さを保っている。
さすがに野良の身体を洗ってやる物好きはいないだろうから、たまに見かける噴水での水遊びのためだろう。

「ゴシュジン、ブランコノセテー」スリスリ
「ティロ、オネガイー」スリスリ
「だからご主人じゃないし」

どうやら俺が座っているブランコで遊びたいようで二人して足に擦り寄ってきた。
まぁ、暇だしたまには動物と遊ぶのも悪くないか。

〜続く〜


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