過去ログ - ほむら「暇だしごまどかでも虐めようかしら」
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947:VIPにかわりましてankがお送りします[sage]
2012/11/18(日) 09:55:24.25 ID:iH3+T6xz0
ごまみの先導で次に向かった遊具はいくつもの棒を組み合わせて作ったジャングルジムであった。

「ゴシュジン、ノセテー!!」パタパタ
「あ、俺が乗せること前提で来てたのね」

ごまみは高いところが好きだと聞いたことがあるが本当のようだ。
確かに階段ならともかく、梯子のように上らなければいけないジャングルジムはごまみ達では自力で登ることは出来ないだろう。
ここまで来たら断るのもなんだし、俺はごまみを片手に抱えジャングルジムを登り、一番上にごまみを載せてやった。

「ティロ、モウナニモコワクナイ♪」ビシッ

ごまみを載せて下に下りた後、ごまみはまた器用にもジャングルジムの上でポーズをとって遊んでいた。

「カラダガカルイ♪」キメッ
「ウェヒヒ、マミサカッコイイ♪」パチパチ

ごまどかはごまみの決めポーズに前足を叩き合わせ拍手をしている。
ちなみにごまどかはジャングルジムに登るのが怖いのか、乗せてやろうかと聞いたら首を横に振り断ってきた。

「コンナキモチウマレテハジメテ♪」クネッ
「カッコワルイトコミセラレナイワネ♪」ドヤッ
「ティヒヒ、ハシャイジャッテ♪」パタパタ

ごまみは飽きることなく決めポーズを決めていく。
俺とごまどかはしばらくの間、ごまみワンマンショーを眺めていた。

まだショーが続く中、ごまどかがジャングルジムから離れて行く。
さすがに自分は見ているだけだから飽きたのだろう。
一人にして大丈夫かと思ったが、ごまどかが一人で遊べるような遊具は限られる。
何かで遊びたくなったらきっと呼ぶだろうから目を離しても大丈夫だろう。
それに俺は飼い主ではないし。

ごまどかはジャングルジムから離れ辺りを見回し、他の遊具を物色し始める。
次は何で遊ぼうかな?
なるべくならさっきまで遊んでいた滑り台やブランコ、いつも遊んでいる砂場じゃなくて別のが良いな。
あのクルクル回ってるのはどうかな?
なんだか楽しそうな声もするしあれにしてみよう。

「ウェヒー」ズリズリ
「ん?」

気づくとごまどかは結構離れたところにいた。
どうやら別の遊具で遊ぶべく一直線に向かっているようだ。
ごまどかが目指しているのは…丸い檻のような物が回るやつだ。
グロー何とかだったか、漫画で見たんだが思い出せない。
名前はともかくとして、ごまどかが目指している遊具はすでに数人の子供が遊んでおり結構な速さで回っている。
次はあの子供達に遊んでもらおうとしているのだろう。
そのままどんどん近づいていく。
子供達は遊ぶのに夢中でごまどかの存在にまだ気づいていないようだ。

「アソンデ、アソンデー!!」ビタビタ

遊具のそばまで来たごまどかは子供達に遊んで欲しいとねだっているようだが、子供達の声のほうが大きく気づいてもらえない。

「ウェヒ。アソンデー!!」ピョーーン

そのとき、ごまどかが尾ひれで地面を叩き遊具に向かって飛びつき…

「ボムラヂャ!?」ドンッ!!

ボス、ドサ、ゴロゴロゴロゴロ…

……なんだか今ちょっとやばそうな音が聞こえた。
え?撥ねられた?
バウンドして転がってたよな?

「うわ、今なんかぶつかんなかった?」
「あそこに転がってるのごまどかじゃね?」
「血出てるし動かないじゃん。死んでんじゃない?」
「やべ、俺知らーね!」
「お前、一人で逃げんなよ!!」

子供達はごまどかを撥ねたのに気づくと我先にと逃げていく。
おい、待てガキ共。
ごまどか放置して逃げんじゃねえ。

〜続く〜



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