117:第五章 王女編「助けを呼ぶ声」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:58:49.30 ID:bvwBbzpB0
「いやいや、えらい力持ちの、女の子やなー」
下のほうから声がしました。
おやおや、なんだか可愛らしい生き物がいます。
にぎりこぶしぐらいの…種といえば形がわかるでしょうか。
種には短い手足と、双葉が生えています。
「ほうほう、絹旗ちゃんやないか。するとこの娘[こ]は、虹の王女やね」
種は絹旗と姫を、うなづきながら見ました。
「あれ、きぬはたさんのお知り合い?」
「は? 超知りませんよ、こんな奴」絹旗は素っ気なく答えました。
「何をいっとるん。僕は風の村の神樹やで」
種は偉そうに言いましたが、声が甲高いので迫力がありません。
「アホか。神樹様は、すんごいすんごい、超大きいんですよっ!」
つづく。
アイテム
滝壺[ルビーリング,ターコイズリング]
絹旗[オパールリング]
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