176:第八章 王女編「友達どうし」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/06(水) 00:21:06.79 ID:P9OSEpsK0
「じゃ「斬るべきものを斬る剣」を手に入れるのは超文句ないわけですね」
「お父様はいってた。『誰もが敵だと思うのは愚かだ。
だが備えをしないのは、もっと愚かだ』って」
絹旗は、微妙に意味が分かってないようです。
「備えが、つまり武器を指している、とは思わないけど。
その剣は必要になる予感がする」
「予感…ですか。さっきの呪文のこと考えると。
姫さまの、その「予感」って超信用できますね」
絹旗は腕を組んで、うなずいています。
「ああいうことは、小さいころからあるの。
それでみんな神託の巫女って、わたしを呼んだ」
「ふんふん。姫さまは王女で巫女なわけですねー。
じゃあ国じゃ。みんなの超人気者ですねー」
「確かに、誰もが競って、わたしの周りに集った」
「なのに姫さまってば、わたしひとり戻ったぐらいで超泣いちゃって」
絹旗は目に手を当てて、泣くふりをしています。
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