186:第九章 王子編「雷の勇者」 ◆a6qh.01v1w[saga !蒼_res]
2012/06/06(水) 00:34:02.49 ID:P9OSEpsK0
大樹に登ってみようと試みたが、意外に滑りやすく無理だ。
俺は、巨樹の脇に開いた入口を見つけた。
巨樹の根に覆われた壁、右は穴が空いている。
そして、よほど慌てていたのか、前の壁には入口が開きっぱなしだった。
どうやら壁がどんでん返しになっていたようだ。
狭いが十分通れる入口が開いている。
あの行者が消えたのは、この入口のようだ。
先には、人気のない暗い通路が続いている。
今この手には心強き騎士の魂、ソードを持っている。
俺は心強い相棒の柄を握り直すと、慎重に通路へ踏み入れた。
つづく。
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