208:第十章 王子編「捕われの王女」 ◆a6qh.01v1w[saga !蒼_res]
2012/06/06(水) 23:19:39.55 ID:P9OSEpsK0
◇c.王女を剣で斬る
危険!! そう勇者の勘が俺に告げている。
俺は今まで、この勘に全幅の信頼を置いて生きてきた。
ならば此処でもその心の声に従おう!! この剣が姫を傷つける事はない!!
これが妖精の言った通りの「斬るべきものを斬る剣」だと信じる。
俺は、一瞬の逡巡の後、剣を女に振るった!!
女の顔が驚愕に歪む!!
「なっ、なんでーーーっ!!」
姫の体が光の粒に変わっていく、そしてそれと同時に!
女の顔が変わっていく、背中に蝙蝠の翼があらわれる。
「あっはははははは!!! おかしーっ! なんで!! なんでーーーっ!!」
半狂乱の妖魔は、訳の分からない言葉を叫びながら、光に変わっていく。
そして、女は完全に光となって消えた。
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