209:第十章 王子編「捕われの王女」 ◆a6qh.01v1w[saga !蒼_res]
2012/06/06(水) 23:20:16.83 ID:P9OSEpsK0
光取りがあるものの、かなり薄暗い部屋だ。
端には階段が見え、後ろには廊下が続いている。
石壁は、落下の衝撃で、所々崩れている。
俺は、石の階段を上った。
そして新たな目標を思い、武者震いした。
この剣があれば、魔王が倒せる! 確信に近いものがある。
姫から与えられたこの剣が「斬るべきものを斬る剣」があれば!!
しかし姫を助けること、それが第一に優先させるべき俺の使命だ。
姫をさらったのが、いまの妖魔ならば、姫が連れさられた塔は近い。
つづく。
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