54:第二章 王女編「虹の王女」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 00:33:48.24 ID:bvwBbzpB0
姫と絹旗は、やっと階段を上りきって外に出ました。
「大変だったね」「まったく、ずいぶん歩いたから疲れたましよ」
「…ここは、あなた歩いてないでしょ!、って超つっこまなきゃ」
「…? つっこむ…?」
姫には無理だと気づいて、絹旗は話題を変えました。
「まぁいいです、とりあえず休みましょうか」
「うん」姫は出口に手をついて一息つきました。
すると、さっきの地震で、もろくなっていたのでしょう。
姫が手をついた出口の石は、ぽろりと崩れてしまいました。
「わあ、あぶないね」
姫は、姫なりに慌てて出口から離れました。
「ほんと、上ってる時に階段が崩れなくて超よかったです、っと!」
そういって絹旗は、崩れてきた小さな石を出口に蹴り入れました。
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