98:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:23:33.65 ID:bvwBbzpB0
「そのボスって、どんな人なの?」
「ボスは怖いぞ。ボスの言葉には逆らえないんだ」
「そんな図体なのに、超勇気がないんですねぇ」
絹旗は調子に乗ってからかいました。
「違うんだ。体がいわれた通りに動いてしまうんだ」
削板は、首をひねりながらいいました。
「言霊を使った呪いだね」姫は小さくいいました。
「そ…そうですね」絹旗は適当に相づちを打ちました。
「とにかく、俺の使命はお前を逃がさないことだ。でも、ひねり潰したら駄目だ」
削板はそういって、扉の前に仁王立ちしたまま退いてくれる気配はなさそうです。
「どうしよう?」
「超単純ですから、上手く乗せれば超どうにかなると思いますよ」
ひそひそと相談すると、絹旗はさらっと言ってのけました。
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