過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/10(日) 14:48:22.33 ID:kbSnN6gzo
プロデューサーだって死にたいはずはない。
だが、自分が助かるために、赤の他人にお金を出させるなんて気が引けるのだろう。
そう、私は赤の他人なのだから。
伊織「やよいはお見舞いに来た?」
P「…………いや、まだだ」
プロデューサーの声はなんの感情も込められていない。
伊織「意地を張るのはやめたら?」
P「別に意地を張っているわけじゃない」
伊織「なら、どうして?」
P「別に日本でも手術はできる……順番を待てばいいんだ」
伊織「お金なら心配しなくてもいいのよ?」
P「これは俺の問題だ。伊織に出させるわけにはいかない」
伊織「でも、順番が回ってくる前に死ぬかもしれないでしょ?」
P「それは運次第だ。普通に生きてたって死ぬことはあるだろ?」
伊織「……死にたいの?」
P「…….」
プロデューサーは答えない。
黙って窓の外を見ている。
頑なに私と目を合わせようとはしない。
伊織「やよいはどうするの?」
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