過去ログ - 古泉「どうかしましたか、長門さん?」長門「……別に」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/07(木) 01:24:28.32 ID:erSZgrcA0


「……考えるだけ無駄ですね」

そう判断するしか無かった。
異常は何処にも見当たらない。ただの偶然の結果。そう結論付けるのが正しいでしょう。
そんな風に起床した僕は、まずは不快な感触を伝えてくる衣類を脱ぎ捨てると、バスルームに向かいました。
今日は平日。
学生の身分である僕には、学校に通学するのが義務付けられている日だ。
本音を言えば寝直したい欲求もありますが、真面目な優等生を演じている僕には、許されざる行為です。
だから遅刻しないように、早々に準備をしてしまいましょう。


思い返せば。
異常が何処にも見当たらない、なんて。それこそ異常でしか無かったのですが。
この世界は――神様が望むない事は起こらない。起こり得ない。そう知っていたはずなのに。
望み通りに動く世界。
そんな世界の中で生きているのに、偶然なんかの言葉で片付けるのは、如何にも愚者の思考で。
愚者であった僕が、それに行き着くのは、もう少し後の話でした。



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