過去ログ - 照「京ちゃん、カッコよくなったね」京太郎「えっ!?」
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85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/16(土) 19:48:06.56 ID:bub2DJYbo
その4:須賀京太郎の視点

咲が、耳元で囁いてくる

シロップの様に甘く、涼風の様に心地良い声
これだけやっておいてまだ緊張でもしてるのか、普段より少しだけ呂律が怪しく、舌っ足らずになっている

得意気な感情を乗せた、優越感に浸る子供っぽい声が、薄い唇から発せられて京太郎の鼓膜を震わせる

京太郎(…くすぐったい)

そう思った瞬間、今度は振動だけでなく、耳たぶを直接にかじられた

鼓膜に伝わる音は、じゅぶじゅぶと液体が気体にかき混ぜられる音

京太郎(えっ?)

液体?
疑問に思ったのも束の間、咲の口元から溢れ出した唾が、京太郎の耳を浸す

チロッ

粘性を帯びた唾が、まるでローションのように滑らかに耳を濡らしてゆく
その中で、その液体を万遍なく肌に届ける為の道具は、舌だ
小さく、細く、熱く、ぬるぬるとした咲の舌が、耳の形をなぞりながら這い回っている

京太郎「ふわ…」

咲「…んふっ♪」

思わず洩れた声に、嬉しそうに鼻を鳴らす咲
その鈴のような声がまた、ころころと濡れた鼓膜を震わせる

その繰り返し

じゅぶじゅぶ…ころころ…じゅぶじゅぶ…ころころ…と蹂躙は続く

じゅぶじゅぶ…ころころ…じゅぶじゅぶ…ころころ…

次第に京太郎の身体から力が抜け始める。抵抗する力が奪われていく

じゅぶじゅぶ…ころころ…じゅぶじゅぶ…ころころ…

じゅぶじゅぶ…ころころ…じゅぶじゅぶ…ころころ…

京太郎の意識が溶けてゆく…

その4:須賀京太郎の視点
終わり


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