過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 10:41:02.19 ID:OeN9eK850
涼「うへぇ、苦いや……。眠気は覚めたけど」

ウドのコーヒーは苦いというけど、普通のブラックコーヒーの時点で僕はもうだめだった。砂糖とミルクを入れ、味を甘くする。これが大人の男性への第一歩なら、まだ大人にならなくていいや。

涼「さてと、行かなきゃ!」

慣れた手つきで、女装をしていく。薄いメイクにパッドを入れて、スカート穿いて。無駄毛は奇跡的に生えないので、そのままで大丈夫。あっという間に鈴月アキの完成だ。

鈴月アキ。僕が芸能活動をする上での偽名だ。事務所も最初は『秋月涼』と本名で活動する予定だったらしいけど、

涼『流石にばれるよー!!』

石川『そうね……、じゃあこういうのはどうかしら?』

涼『鈴月アキ?』

ということで、強引に芸名を付けてもらったんだ。と言っても、秋月涼を逆さにして涼月秋、涼を鈴にして、秋をカタカナにしただけなんだけどね。それでもバレないものだ。みんな想像もできないだろう、隣で勉強している男の子が、実は女装癖……、じゃなくて女装アイドルなんて茨の道を歩んでるなんて。予想の斜め上過ぎて、よほど勘のいい人物じゃないと分からないと思う。まさに理想とは真逆の状態な僕にピッタリな芸名だ。

涼「今日も元気にアイドルライフ〜♪ はぁ、泣けてきた……」

泣いていられまい。仕事はきっちりこなさないとね。


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