過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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◆dj46uVZbVI
[saga]
2012/06/18(月) 01:56:54.60 ID:DmUAH49I0
涼「へ? 今社長何って……」
石川「うちのアイドルの秋月涼に電話をかけたはずよ?」
そこまで言われて気付く。今の僕は鈴月アキじゃないってことに。普段通りの声にして、返事をやり直す。
涼「はい! 秋月ですけど! どうしましたか?」
石川「オーディション見ていたわよ。3人とも予選突破おめでとう」
涼「ありがとうございます!」
僕達は予選を無事突破することが出来た。でもそれだけじゃないんだよね。えへへ。
石川「それにしても聞いた時は驚いたわ。予選突破まではすると思ってたけど、まさか予選を1位通過するなんて。どうかしら、憧れのジュピターを超えた感想は?」
涼「超えただなんてそんな……」
石川「まぁそうよね。きっと彼らは本選までに完璧に仕上げてくるでしょうし。でも、勝てるわよね?」
涼「はい。自信はあります」
皮肉な話だよね。女の子アイドルを長い間やっていたから、逆に男の子としての自信もついちゃうなんて。
社長はそこまで見越していたのかな?
石川「でも教えて頂戴。あれだけ本当の姿を見せたいって言っていた貴方が、最後にアキとして歌った理由を」
本当の自分を見せるべきだった。皆そう言うかもしれない。だけど僕は、アキとして歌った。理由は単純だ。
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