過去ログ - 男「何か俺には許嫁がいるらしい」 幼馴染「」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:29:09.92 ID:YKQDnkfjo
〜×月●日〜
 自宅謹慎を食らって3日が経った。自宅謹慎初日は両親は酷く怒り事情を話しても聞く耳持たずと言った感じだったが
3日もすると気持ちも落ち着いてきたようで話を聞くようになってくれた。が、反応は先生と同じだった。


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:30:02.17 ID:YKQDnkfjo
〜×月◎日〜
 自宅謹慎4日目。ふと、許嫁の事が気になった。自宅謹慎を食らってから一度も来てくれていないので、心配になったのだ。
学校にいる間に電話をするのは申し訳ないので放課後の時間帯になってから電話を掛けた。
しかし一向に出る気配がない。
その時インターホンが鳴った。


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:30:27.90 ID:YKQDnkfjo
もしかして、と淡い希望を抱いてドアを開けるとそこには幼馴染が居た。
結構ガッカリしたが、それでも謹慎中の俺に会いに来てくれたというのは誰であれ嬉しかった。
その後は学校で俺が今どういう扱いになってるのかを聞いた。
やはり、俺が一方的に悪者となっているらしい。それもそうか。
今になって思えば俺も頭に血が登りすぎていたと思う。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:30:57.24 ID:YKQDnkfjo
〜△月○日〜
 流石に学校には行けないので許嫁の帰り道で許嫁が通るのを待っていた。
しばらくコンビニで時間をつぶしながら待っていると前を許嫁が前を通った。
そして信じられない光景を目の当たりにした。
許嫁があいつと歩いていた。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:31:30.13 ID:YKQDnkfjo
〜△月☆日〜
 何だか全てがどうでも良くなってきた。
どこからおかしくなったのか。それはハッキリしている。
でももうそれもどうでも良い。
とにかくもうどこにも居たくない。


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:32:01.22 ID:YKQDnkfjo

─???─
男が目を覚ました。
するとその場に居た人達、男の父も、男の母も、幼馴染も、今は数人しか来ていない部活仲間も
皆がワッと声を上げた。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:34:30.60 ID:YKQDnkfjo
『自殺』
その言葉で男は一気に覚醒して飛び起きた。
その時視界の端に、テーブルの上に置かれた赤いノートが見えた。
男がドキリとしてそのノートを見ると、それは正しく男の日記帳であった。

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:34:56.15 ID:YKQDnkfjo
=数時間後=
病室には代わる代わる人が入って来た。
それは親戚であったり、先生やクラスの皆であったり、部活動の仲間達であったり
そして許嫁であったり。
許嫁は最後に病室に入ってきた。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:35:24.45 ID:YKQDnkfjo
母「許嫁さん、これを見てください」

許嫁はそれを受け取り、読んでいく内に見る見る青ざめていった。
その破れた紙にはこう書いてあった。


33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:36:00.96 ID:YKQDnkfjo
〜△月○日〜
────もう言い逃れは出来ないと悟ったのか、許嫁は俺を家へと上げた。
そこで俺は洗いざらい許嫁から聞いた。
その内容は、まずあのショッピングセンターで買い物をした日から始まった。
あの後俺と分かれた後二人は夕方頃まで居たという。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 03:36:28.70 ID:YKQDnkfjo
俺が自宅謹慎を受けたその日、あいつは放課後、許嫁に会いに行った。
そしてそこで精一杯の謝罪をした。
許嫁はその謝罪で全てを無かったことにしようと言った。
するとあいつは、そういうわけにはいかないと無理矢理許嫁をその場に引き止めた。
そうしてあいつは自分が母子家庭である事、誰かと遊ぶ暇も無い程バイトを入れている事
以下略



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