過去ログ - 日本昔話
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/15(金) 08:54:23.35 ID:XNjuTmHDO
『ザーメン地蔵』

チャーチャッチャーチャーチャーチャチャッチャチャーチャッチャー(オープニングの笛拍子)

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/15(金) 09:07:24.84 ID:XNjuTmHDO
むかしむかしの話、あるところに、毎年欠かさずお参りをする信心深い殿様がおったそうな。
しかし、その年は用事が重なり、どうにもお参りに行けそうにない。
殿様は悩んだが、やがてふとひらめいた。

殿様「そうじゃ、寺の住職どのに代わりに行ってもらおう」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/15(金) 09:19:13.27 ID:XNjuTmHDO
それから数日後、旅路も何ら問題なく、住職は地蔵の社に辿り着いた。
住職は地蔵たちに向かって手を合わせ、殿様の代わりに来た事を告げた。

住職「ははぁ〜、こたびは殿様が多忙でして、代わりにワシが来た所存です。どうか、ご容赦ください」

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/15(金) 09:30:03.20 ID:XNjuTmHDO
地蔵の社は人里離れた高い山の上。
早く帰らねば日が完全に沈んでしまう。
しかし、帰ろうとしたところで住職の腹が「ぐぅ」と鳴った。

住職「おお、そういえば朝飯もロクに食っておらんかったな。早く帰って晩飯を食べよう」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/15(金) 09:40:01.78 ID:XNjuTmHDO
しかし、そのお堂は知る人ぞ知るハッテン場じゃった。

男1「ふぅぅーんっ!」
男2「あひぃぃぃーっ!」
男3「おおぅっ!」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/15(金) 09:46:15.63 ID:2bs61o2r0
なんてこった


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/15(金) 09:48:45.73 ID:XNjuTmHDO
男1「おう! 新人か!」
男2「入りな!」

住職「はい、それでは失礼して……」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/15(金) 10:01:20.40 ID:XNjuTmHDO
男1「ふひひ……それで、アンタは何をしに来たんだい?」
住職「……あ、ああ、腹が減ったものでな、何か食べ物をわけてもらえんか?」

男2「食べ物? ザーメンしかねえなぁ」
男3「ほらよ、じいさん」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/15(金) 10:08:16.98 ID:XNjuTmHDO
住職「ふん」

じゃが住職は口を大きく開くと、一気に盃を空けた。

男3「お、お……」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/15(金) 10:17:19.96 ID:XNjuTmHDO
男31「ほらよ!」
住職「……むう」

男1「ほれ! 早く負けを認めたらどうだ!」

以下略



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