76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/17(日) 12:24:43.43 ID:qU7e1ms80
中島「・・・やめろ」グイッ
カツヲ「ごちそうさま」チュバ
中島はカツヲの両肩を押して引きはがす
それでも距離にすれば数十センチしか離れていない
その短い空間は二人の唾液が溶け合って出来た蜜の極細い糸で繋がれていた
カツヲ「ほらもう一回・・・」
中島「・・・やめろって言ってるだろ!」ドンッ
カツヲ「感じてるくせに」ペロッ
中島「はあはあ・・・」
カツヲ「かわいい顔しちゃって」
中島「こんなの磯野の味じゃない・・・
磯野のくちびるはしとやかで清純で、それでいて冷たいくらいに澄んでいた」
中島「このキスは甘すぎる」
律「深いな」
中島「僕と磯野は知り合ってからまだ三年も経っていない」
中島「でも僕は誰よりも磯野のことを知ってるつもりだ」
中島「磯野の全てを
=回想=
かもめ第三小学校はこの世界でもっとも風紀の乱れたFラン小学校だった
そのかもめ小を占めていたのが当時小学三年生の中島弘である
高学年の六年生を差し置いて三年生がトップに君臨するなどという前代未聞の出来事に
9000人の生徒は皆、衝撃を受けた
生徒「ふざけんじゃねーぞ!!!」
生徒「何で年下の言うこと聞かなきゃいけねーんだよ!!!」
当然のように起こるブーイングの嵐
かおり「みなさんお静かに!!静粛に!!静粛に!!!!」ガンガン
中島「・・・」
漆黒のマントを羽織り、クッキー缶の蓋に表記されているようなゴージャスな椅子に腰を掛ける中島
目を閉じて静かにその非難の声を聞いていた
生徒「黙ってねーで何か言えよ中島さんよォ!!」
生徒「言い訳聞かせてもらおうじゃねえか!!」
ブーブー
かおり「ああんもう下衆ばっかりなんだから」
中島「かおり、お勤めご苦労だった。下がりなさい」
かおり「ええっでも」
中島「後は俺がやる、皆は俺の美声が聞きたいようだ」
中島、体育館のステージに立つ
ざわざわ・・・・ざわ・・・
先ほどのひんしゅくの嵐は一気に静まり返る
不満を持つ者皆が中島のケタはずれの威圧をビリビリと感じていた
生徒「ほらぁ・・・」ドタッ
ドタッバタンバタン
何人かの虚弱な生徒がその威圧に耐え切れず、貧血を起こして倒れた
105Res/155.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。