過去ログ - 亜美「兄ちゃんと体が入れ替わったあの日から…」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/06/18(月) 14:11:05.41 ID:efgxlmn2o

「ねぇねぇ…起きてよ…」

身体が強い力で揺すられ、ゆっくりと意識が戻る。
目を開けると鏡の向こうの自分と目が逢った。

おいおい、俺が気を失っててもイタズラをするなんて…。
少しガッカリしながら身体を起こすと、涙目の俺が俺に抱きついてくる。

「あ、やっと起きたよ〜…心配したんだからさー」

――最近の鏡は自分を抱きしめることも出来るのか。すごい世の中になったものだ…
なんて、バカなことを考える余裕がある事に自分でも驚いた。


…どうやら、亜美と身体が入れ替わったらしい。


その事は先に目覚めていた亜美も理解しているようだ。

亜美「ごめんね兄ちゃん。電気が消えてたらラップが見えなかったんだよぉ〜」

泣かれたままでは話が進まないので、亜美を落ち着かせる。
どうやら自分のせいで、俺がこのまま目を覚まさないんじゃないかと思うと怖かったらしい。
30分近く俺にしがみついて謝りながら泣き続けていた。

その間、俺は自分の姿をした亜美をあやしながら、ただ冷静に、これからのことを考えていた。
戻るまでの間どうするか、何をすれば元に戻るか、戻れなかった場合はどうするか…


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