31: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 17:47:13.74 ID:G9Nsq5QK0
コンコン
メイド「お夕食をお持ち致しました」
父『ん? 執事はおらんのか?』
32: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 17:47:50.00 ID:G9Nsq5QK0
メイド「お待たせしました」コトリ
女「…ねえ、なんかさっき断末魔の叫び声が聞こえたんだけど」
メイド「そうでしたか? 私には何も聞こえませんでした」
33: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 17:50:25.86 ID:G9Nsq5QK0
女「あら、どこへ行くの?」
メイド「執事がいないので、わたしがお掃除をしなければならないのです」
女「…そう」
34: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 17:51:16.28 ID:G9Nsq5QK0
メイド「玄関はこんなものでしょうか…」パタパタ
メイド(ここまで広いお屋敷を一人で掃除するのは大変ですね…)パタパタ
メイド(弟くんも苦労してるなぁ)
35: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 17:53:00.94 ID:G9Nsq5QK0
キッチン
メイド「…ん?」
女「あら、メイド」
36: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 17:53:47.79 ID:G9Nsq5QK0
メイド「…」ソワソワ
女「〜〜♪」
メイド「……」ソワソワ
37: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 17:55:58.79 ID:G9Nsq5QK0
メイド「すみません、わたしの行動が遅いばかりにお手を煩わせてしまって…」
女「…だから、私がやりたかっただけよ」
メイド「いえっ、ご主人様にお仕事をさせるなど…」
38: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 17:56:33.29 ID:G9Nsq5QK0
メイド「お、お洗濯はわたしがやりますから〜っ!」アセアセ
女「だから、今晩は私が洗濯するし、お風呂も自分で沸かすわ」
メイド「うー、うー……」
39: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:06:02.30 ID:G9Nsq5QK0
メイドの部屋
女「予想通り…というより、予想以上に手入れが行き届いてるわね……」
メイド「借り物の部屋ですから」
40: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:07:13.97 ID:G9Nsq5QK0
女「…あのね、私は貴方が心配なのよ」
メイド「何故、ですか?」
女「気、遣い過ぎ」
41: ◆a/kVfvST9o[sage saga]
2012/06/20(水) 18:18:49.14 ID:G9Nsq5QK0
女「…見上げた精神ね」
メイド「褒め言葉として、受け取っておきますね」
女「分かったわ、貴方には何を言っても無理みたい」
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