過去ログ - QB「魔法少女達の軌跡」 -SS速報VIP

過去ログ - QB「魔法少女達の軌跡」

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212:激弾・紅孔雀[saga]
2012/11/25(日) 22:56:41.63 ID:GiEdxRFt0

　細い路地を、勘に任せて進む圭。兎に角、真っ直ぐに歩いていく。
（……でも、こんな方向に行っても、何も無いよな？　デートの待ち合わせにしちゃ、随分と変な選択だな）
　そうして、路地を歩いて辿り着いたのは、潰れたパチンコ屋の裏口だった。
（……これは、デートの待ち合わせ何かじゃない。まさか……洋子は誰かに脅されているんじゃ無いのか!?）

以下略

213:激弾・紅孔雀[saga]
2012/11/25(日) 22:58:16.99 ID:GiEdxRFt0

　キィン、と鋭い音が響き、バケモノは弾かれていた。
「……何なの!?」
　反射的に声が出てしまう。辺りをキョロキョロと見渡すと、足元に黄色く光る魔法陣が描かれていた。
「……大丈夫だよ。圭ちゃんの周りに結界を作ったから」

以下略

214:激弾・紅孔雀[saga]
2012/11/25(日) 23:00:27.34 ID:GiEdxRFt0

　洋子の放った銃弾が、最後の使い魔を貫いた。
「……ふぅ」
　一息ついて、洋子は少しだけ安堵した様だった。
「……」

以下略

215:激弾・紅孔雀[saga]
2012/11/25(日) 23:02:14.41 ID:GiEdxRFt0

　決意の言葉と共に、圭の体は朱色の光に包まれた。
「……契約は完了したよ。君の願いは、エントロピーを凌駕した!!」
　キュウべえの言葉と共に、圭の姿は変貌を遂げていた。
　慣れ親しんだ、合気道の道着。袴とソウルジェムは、美しい朱色に染められていた。

以下略

216:激弾・紅孔雀[saga]
2012/11/25(日) 23:03:29.41 ID:GiEdxRFt0

　同時に、異質の空間は消え失せ、元の店舗に姿を戻していた。
「君は凄いね。契約仕立てで、ここまで戦える魔法少女は、中々居ないよ」
　キュウべえは感心した様子で、圭の姿を見上げていた。
　しかし、圭の表情は潔しとはいかない。洋子の事をジッと見つめる。

以下略

217:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/25(日) 23:05:15.51 ID:GiEdxRFt0

まずは、第一話目の投下完了です。
書き貯めはそんなに無いので、少しスパンが空きそうですが、気長に見守って下さい。

余談ですが、まどかマギカの外伝漫画に触発されたのは内緒です。

218:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)[sage]
2012/11/25(日) 23:57:29.37 ID:s/qLw1vAO
乙ん
さぁ今は希望に溢れているけどどんな風に絶望してくれるのかな？（ﾏｼﾞｷﾁｽﾏｲﾙ）

219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/26(月) 13:51:40.52 ID:nueJyWDAO
絶望して魔女になるまでが魔法少女です（ゲス顔

220:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/30(金) 23:00:16.51 ID:5Od1gQh/0
二話目、投下です。

221:激弾・紅孔雀[saga]
2012/11/30(金) 23:01:47.53 ID:5Od1gQh/0

２．言うより試した方が早いだろ!!

　携帯電話のアラームが、耳元でやかましく鳴り響く。意識がゆっくりと覚醒し、ぼんやりと視界が明るくなっていく。
（……朝か）

以下略

222:激弾・紅孔雀[saga]
2012/11/30(金) 23:03:43.52 ID:5Od1gQh/0

　朝食を取ったのち、暫く休んでいると、玄関の呼び鈴が鳴った。
「こんにちわー」
　来客は、洋子だった。
「よ。今日はアタシ一人だから、遠慮しなくて大丈夫よ」

以下略

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