48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/24(日) 02:12:29.39 ID:uoOHMsMDO
「真君、大丈夫?熱でもあるの?」
お昼ご飯のおにぎりを頬ばりながら、美希が言った。
雪歩は『可哀想な人』を見るような目で、黙ってボクを眺めてる。
「ホントなんだって!」
予想外の冷めた反応に、思わず足をバタバタさせちゃったよ。
もっとも、テンションが上がってたせいで考える余裕が無かったけど、ボクが同じこと聞かされたら、やっぱり2人と同じような反応になっちゃうんだろうな……。
「ダメだよ真君?もう高校3年生なんだから」
ゴミを片付けながら、中学3年生の美希がお姉さんぶった。
雪歩は相変わらず黙ってボクを見つめてる。
「ホントなのになぁ……」
自分のゴミを片付けながら呟くと、雪歩が空を見上げながら言った。
「じゃあ……このあと夕立が降り出して、演技スタジオの近くで車がスリップ事故を起こすんだね?」
空はまだ、気持ちいいくらいに晴れていた。
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