6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/21(木) 02:47:06.48 ID:WJc3nC3DO
「みてみて真君!あの子とっても可愛いの!」
あれは確か今年の1月。
同じオーディションに参加していた美希に言われて視線を送った先には、透き通るような白い肌の女の子が、怯えたように立ちすくんでいた。
「なんだかあの子、『自信ないですぅ』って顔に書いてあるね。あんなに可愛いのに」
「せっかく可愛いのに、あれじゃ受かるものも受からないの。ねぇ、声かけてみよっか?」
美希がそう言い終わると同時に、審査員の人たちがオーディション会場に入って来ちゃったから、このときは声をかけることができなかったんだよね。
そして、残念ながらそのオーディションはボクも美希も不合格。
だけど、ボクも美希も、その儚げな佇まいを忘れることは無かったんだ。
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