過去ログ - さやか「まどか…ううん、神様もう少しだけ」恭介「さ…やか…？」
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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/07(日) 21:52:55.74 ID:QgSXXhSDO

「あぁ…」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ


少女は心ここに在らずといった表情をし、力なく自分の頭を掻いた。

「ガラにもなくさ、人のことを助けちまったねぇ…
それがこの結果じゃんか」


そしてしばらく考え込むと顎に腕でつっかえ棒をして
いつの間にか土砂降りになっていた外に目を向けてしまった。


そして普段から幼馴染やその友人達に誘われ、ちょくちょくこの店
で他愛のない雑談をしていた少年も、いつもと違うそこからの眺めに何か不思議な感覚を覚えた。


ガラス越しに見下ろすその景色は
カラフルな傘が不規則に動き回り、普段も決まって同じ席に座る少年の目に
それが新鮮に見えた。

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