過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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104: ◆ecH57LqR9PZC[saga]
2012/07/09(月) 16:11:43.19 ID:hWPKuJVO0
「わりーな、まだこいつをここで落とさせる訳にはいかないらしいんでな」

「むっ!」

アーチャーの剣がセイバーの首に落ちる瞬間、横合いから赤い閃光がそれを打ち落とした。

「え? ら、らんさー?」

「よぉ、嬢ちゃん昨日は痛がらせて悪かったな」

私の前に飄々と姿を見せたの青い影、昨晩合間見えたランサーがそこにはいた。
アーチャーの振り下ろした剣を打ち払い、セイバーとの間を割るように立つ背中を見ながら、行方を見守る。
正直な話、ランサーの行動が理解できずに放心していたのだ。
昨日は私を襲って、否殺しに来た彼が何で今度は助けに来ているのかが解らない。
それでも、彼のおかげでセイバーの首は文字通り繋がったのだ。

「嬢ちゃん! さっさとここから退きな、そこのセイバーを連れてな!」

「え…………う、うん!」

ランサーの声にハッとして、セイバーの元に駆け寄っていく。
その私の前に赤い影が滑り込もうとする。

「させるとおもうかね?」

「きゃ!?」

両手に黒白の双剣を構えたアーチャーが苦々しい表情のまま迫り―――。

「そりゃこっちの台詞だな、弓兵風情が騎士の真似事か?」

「ちっ…………」

―――セイバーを守ったときのようにランサーが私の前に割り込み、その血色の槍で彼の剣を打った。



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