過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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2: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/22(金) 16:36:43.90 ID:XW9EKdn60
「とうまはいつもいつも勝手なんだよ! もうっ!」

頬を膨らませていても何も解決することはない。
置いて行かれたのは彼なりの私への愛であることはしっかり理解している。

「………………」

……やっぱりは愛は訂正。恥ずかしいから優しさにしておこう。
だけどもやっぱり不満はある、だって彼はいくら幾度の事件を解決していても素人である事実は消せないのだから。
でも、彼が私の為に頑張っているのもまた事実には違いなかった。
それを考えると頬をゆっくり熱くなって来るのだけど。

「だめ、やっぱり駄目だよ……とうまは素人なんだから」

今からでも追いかけようか、でもどうやって?

「…………お腹が空いたんだよ」

考えることはお腹が空く。
それが無力である自分の逃避であることは解っていても、逃げるしか出来ないのかも知れない。
彼が、とうまが私の為に戦っているのに、私は逃げている。
それは私の戦いだ、なんて割り切れるほど私は大人じゃなかった。
もとはるが昨日私の家に来てとうまに何か話していたのは知っていた。
それが何に繋がるかは薄っすら解っていたけれど、それを止めることは出来なかった。
その間、私は隣の部屋でまいかと漫然と遊んでいるだけ。
守られたくないのに、ずっと私は守られるだけ。



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