過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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92: ◆ecH57LqR9PZC[saga]
2012/07/02(月) 17:17:39.99 ID:ImTpFvUC0
「はぁあああ!!」

「くっ!!」

投擲しようとしたけれど一瞬躊躇したらしいアーチャーは一気に間合いを詰めて来たセイバーの一撃を受け損ない体勢を崩した。
地面を転がり、その勢いのまま距離を取って立ち上がると私を見ながら不敵な笑みを見せる。

「なるほど、良いマスターだな」

「褒められても嬉しくないかも」

「嫌われたものだな……」

私を認めたのか、笑みを浮かべたまま彼は声をかけてきた。
そして、スッと両手を下げると合わせるように握られた双剣は消えた。
……さっきのは?
消えたのかしまったのか、それは解らなかったけれど私は現在違うところが気がかりで仕方なかった。
彼はどこのどんな英霊なのか、その点について。
アーチャーという名から弓兵、弓がメインのハズなのに彼は双剣を使っている。
しかも、その双剣は中国の宝具。
その点から鑑みるに彼は中国の英霊ということになるのだろう。
弓を使い、莫耶干将を操る英霊。
私の中にその情報にヒットする人物インプットされていない。
一体彼は何処のどの時代のどんな英霊なのか?
この聖杯戦争において正体不明という利点を実際に感じながら、私は少しでも情報を集めようと注意深く彼を観察していく。



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