過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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93: ◆ecH57LqR9PZC[saga]
2012/07/02(月) 17:18:08.14 ID:ImTpFvUC0
「どうするマスター? この二人は結構な難敵のようだが」

「おぇ、ごぼっ……あ? あー、んぼぉっ?! はぁ、こ、ここでリタイアさせるって、言った、でしょ?」

どうにも気取った印象のアーチャーは、背後で今尚体液を吐き散らしている短髪に振り返らず問う。
それに彼女は本当に変わらない強い眼のまま応えていた。

「短髪……」

「マスター、辛いとは思いますがご決断を…………これは聖杯戦争なんですから」

セイバーは油断無く構えながら私にこの二人の処遇を求める。
彼女にはもうアーチャーを打開する絵が見えてしまっているらしい。
いつでもアーチャーの身を切り裂ける、そう判断したようだった。
つまり、私の決断一つで短髪はリタイアすることになるのだ。
彼女の願いはここで潰えてしまうかも知れない。
でも、まるで幽鬼みたいになってしまった彼女を救えるのはここしかないのかも知れない。
どうしたら良いか迷い、私は唇を小さく噛んだ。



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