過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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◆ecH57LqR9PZC
[saga]
2014/01/19(日) 19:12:03.00 ID:HducKYaj0
…………。
……………………。
僕は考えるどこで間違ったのだろうかと?
インデックスを彼女を守る、彼女の幸せを守るそう誓って、自己を滅する覚悟もしてきた。
だけど、だけど、だけど、僕が知っている彼女が会う度に失われていく姿を見ると心が痛んだ。
ズキズキ痛み、僕の知らない彼女の姿が心にズカズカ上り込んできた。
知っている、彼女のことは誰よりも知っているつもりだった、仕草も口調も心も何でも。
だけど、彼女が救われて―――救われてしまって、上条当麻の惹かれて行く彼女は変わっていった。
日々の暮らし積み重ねで彼との仲を深め、新しい経験をするたびに彼女は成長する。
かつてのように記憶の積み重ねが無かったころではありえない精神の成熟を見せていた。
それは僕が見たかったものであり、僕が知りえなかった彼女。
それでも彼女が幸せなら良い、そう思っていた。
そう諦めてしまっていた。
諦めていたからこそ、彼女を守るんだ、彼女の今の幸せを守るんだと誓えた。
だけど、かつての彼女を、僕が一番知っていた頃の彼女を取り戻せる機会が目の前に落ちて来てしまった。
最初はその機会を蹴り飛ばそうとして、どうせこの機会は上条当麻が破壊するだろうから。
彼は世界の終着点、世界を揺るがす事柄、それを破壊する為にいるような存在だ。
この世界に置いてすべての中心になるように義務付けられた、今代の主役、それが彼だ。
その彼が自分の拠点、学園都市に落ちた聖杯戦争という大がかりな仕掛けを見過ごすハズがない。
だから、今回も僕は見に回り、陰からインデックスを守ろう、そう思ってたのに。
「っ! 何をやっている上条当麻……………………!」
目の前で血を流し蹲る少女を見ながら、血が流れるほど手を強く握り締めた。
そう、自分を止めなかった、この機会に飛びつかせた上条当麻に怒りを感謝を向けながら。
ある男によってもたらされた情報、上条当麻の不在。
それによる聖杯戦争の狂走。
物語を終着させる主役の不在は脇役であるハズ、陰にしかいられない僕をここまで連れ出した。
何よりこんな戦闘に参加するハズないインデックスを連れ出した。
あまつさえ、彼女が上条当麻の代理を勤めることになっている。
もし上条当麻がいればこんなことには間違いなくならなかったのに!!
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