過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
1- 20
962: ◆ecH57LqR9PZC[saga]
2014/01/19(日) 19:12:33.28 ID:HducKYaj0
彼がいなかった、それだけで世界と言う物語は破綻していく。
彼の周囲からこそ破綻していく世界、それだけ上条当麻という存在の与える影響は大きかった。
僕とはまるで違う今代の主役、それが彼だった。
その彼の知らぬ場所だ走り出した物語は誰も止められない。

――――――だってもう、上条当麻は。。。。。。。。。。。。。

そのことに怒り、感謝して僕は泣きながら銃を構える。
魔術師として道を外れた僕は、ステイル・マグヌスという人間からも外れようとしていた。
生涯を通して守ろうと違った存在を殺そうと、殺意を指に込めた。

「インデックス!!!! 避けて下さい! インデックス!! 今行きますから!!」

少し離れた場所から聞こえてくるセイバーの声。
怪我も関係なくこちらに向かってくるだろう彼女、だけど―――。


”ぎぃいんっ!!!”

「いかせると思うか? 邪魔すんなよっっっ!!!」

「っ! どけぇぇぇぇぇぇええぇぇええええええ!!!!」

―――満身創痍ながら立ち上がったランサーがそれを阻止した。
そのことに僕は興味を払わず、改めて彼女を見る。
白かった彼女は今は黒い。
その身から滲みだした黒に染まったような外套を着た彼女、僕が知らないインデックスに銃を向け―――。

「ばいばい…………また、直ぐ会えるよインデックス」

「インデックス、インデックス!!! どけ、槍兵、どいてくれぇぇぇええ!!!」

「っ!!!!!」

―――響く慟哭も今やどこか遠い。
銃の重みもまったく感じず、どこか絶頂するような気持ちで引き金を引いた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/747.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice