過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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963: ◆ecH57LqR9PZC[saga]
2014/01/19(日) 19:13:10.74 ID:HducKYaj0
”かちん”

「…………え?」

引き金は殺意で引いた、だけど発射されたのは殺意ではなく間抜けな音。

”かちん”

繰り返し引いても音は変わらずだった。

「弾切れ…………?」

下から聞こえた苦しそうな声で僕はやっと理解した。

「何故…………だ? あいつは、全部で8発、そう言って僕をこれに…………上条当麻も、これでって」

呆然と銃を見つめる、入っているハズの弾丸が切れた事実に心の緊張の着れていた。
ただただ、呆然と黒い暴力を撫でていたら―――。

「っ! ステイル!!!!!」

「え?」

”ざくっ”

「いやー、危機一髪だねぃ♪」

―――その背中に痛みと熱さが走った。
振り返るまでもなく誰か理解出来る軽薄な声に僕は理解した。

「そうか…………君か」

「………………………………ご苦労さん、腕だけ貰う」

その言葉を最後に僕は退場することになった。
守りたい、守ると決めた彼女を傷つけるだけ傷つけ、何も得られず、ただ退場する。
それが脇役である僕に課せられた終着点だった。



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