過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/08/19(日) 23:52:43.01 ID:vMSRXzRQo
「……もういい」

「え?」

 二度目の呟きは、律子たちにも聞こえていた。食いしばった歯の隙間から押し出すような、重く強い響き。
以下略



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/08/19(日) 23:53:35.55 ID:vMSRXzRQo
「はあ……」

 自分のオフィスに戻った律子は、デスクにつくと、大きくため息を吐いて見せた。三人の冷たい視線に囲まれながらついてきた涼が、びくりと体を
震わせる。

以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/08/19(日) 23:55:08.20 ID:vMSRXzRQo
「とまあ、そんなことがあったのよ」

 伊織はそう話を一区切りして、食べかけのケーキに手を出した。
 ここは都内のとあるスイーツショップ、その奥にある半個室である。彼女の対面には、同じようにケーキをぱくついている水谷絵理の姿がある。

以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/08/19(日) 23:55:55.29 ID:vMSRXzRQo
 伊織は、絵理が言いたいことをなんとなくわかった気がした。つまりは、涼は夢子の好意を感じ取っていながら、ないものとして処理していたのだ。
 他に好きな相手がいるとなれば、夢子の気持ちに応えることは出来ない。しかし、はっきりと邪険にするのは涼にとっても辛いことだったのだろう。
だから、そんなことはありえないと、自分で否定した。

 ひどい話ではあるが、鈍感すぎるのに比べれば無理のない推測かもしれない。
以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/08/19(日) 23:56:39.10 ID:vMSRXzRQo
「ここで、こうターンして……。んー、ちょっと休もうか、律子」

 鏡となっているレッスン場の壁に向かって新しいダンスのパターンを披露していた菊地真は、ぱたりと動きを止め、横で彼女の動きを模倣している
女性にそう声をかけた。

以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/08/19(日) 23:57:32.31 ID:vMSRXzRQo
「涼と一緒にやるんじゃだめだったの?」
「涼?」
「うん。だって、ダンスのことに関して言えば、ボクと同じくらい頼りになるだろ? 涼って」

「あら、そんなに評価してるの?」
以下略



114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/08/19(日) 23:58:02.53 ID:vMSRXzRQo
本日は以上となります。


115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/08/20(月) 00:02:15.72 ID:xRXUYPRUo

ンモー、これだから涼ちんはー


116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2012/08/20(月) 00:53:04.06 ID:1OjU/RIto
乙です 次回も楽しみにしてます


117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)[sage]
2012/08/20(月) 09:24:40.77 ID:1OFjJhFpo
乙乙


118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/08/20(月) 09:37:28.56 ID:/GQXhwP50
涼ちんを再教育・・・つまりりゅんりゅn
おや、誰か来たようだ



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